Chinon AOC (シノン)
シノン地区の名門ブドウ畑
場所 (ロケーション)
シノンはトゥール(Tours)の南西、全長約400kmに及ぶロワール川流域のロワール渓谷(Vallee de la Loire)の中心にあります。
フランスの風刺作家でグルメとしても名高い、フランソワ・ラブレー(Francois Rabelais)の生まれ故郷であり、ガルガンチュア物語(Gargantua and Pantagruel)でも有名な土地です。
シノンは ロワール川とヴィエンヌ川に挟まれた三角州にあり中世の古城にかこまれた町です。
シノン地区のアペラシオン(原産地統制呼称エリア)は約2000ヘクタールをカバーしています。
「シノン(chinon)」と名の付くワインは約200のワイナリーと数種類の土壌からなるぶどう畑によって作られています。
恵まれた土地
シノン周辺はワイン畑として非常に恵まれた土壌です。
海洋気候のため年間の日照時間が長く、気温の季節変化が比較的少ない温暖な気候に恵まれています。
シノンの特徴はこの土壌と気候の恵みで栽培される品種、カベルネ・フラン(ワイン畑の98%)が生み出す滑らかで、やわらかなタンニンを含む上質AOCワインです。
ワインに適した土壌(3ヶ所)
ヴィエンヌ川沿岸の砂地で小石が多く水はけの良い土壌はよりライトでフルーティなワインを造ります。
石灰質で珪土の土壌の丘と平らな土地では繊細で優良なワインが生産されます。
石灰岩の丘では長熟タイプで高価なワインを生み出します。
カベルネ・フラン 表現力に富んだぶどう品種
シノンはカベルネ・フランという品種のみから造られるワインです。
このぶどうの学名は“ヴィティス・ビツリカ”(Vitis Biturica)といい、寒さと雨に強い品種として知られています。
ワインの色はルビーレッド、アロマは赤い果実やすみれを思わせる性質のぶどうでAC1世紀にローマ軍によってもたらされました。
シノン地区の年間生産量は約95,000ヘクトリットルに達していてタンニン豊かな多くのワインはオークの樽で熟成されまろやかな味になっています。ヴィンテージによっては数十年物となるものもあります。
ドメーヌ・ド・ムーラン・ア・タン (Domaine du Moulin a tan)
シノン地区にはヴィエンヌ川をはさんでワインを生産している18の村があります。
スルデ(Sourdais)家は2,000ヘクタールのシノン地域のクラバン・レ・コトー(Cravant les Coteaux)の村にあり、約40ヘクタール所有の畑でぶどう栽培を行っています。
ぶどう畑は3つの違うタイプの土壌にわかれていて、シノンの中でも最上質の土壌である「ムーラン・ア・タン」は品質の追求と熟成の完璧さへの情熱で名声を得ています。
| ぶどう品種: | カベルネ・フラン |
| 生産方法(造り方): | 総面積40ヘクタールの畑で3つの違う性質の土壌から収獲されるぶどうをそれぞれの性質を生かしたワインに醸造し、独特な味わいを作り出しています。 |
| 年間生産量: | 22,000ケース(264,000ボトル) すべてオークの樽で熟成 |
| 銘柄: | アペラシオン・シノン・コントローレ:ドメーヌ・ド・ムーラン・ア・タン Appelation Chinon Controlee: Domaine du Moulin a Tan |
| 品種: | カベルネ・フラン100% |
| 味わいのタイプ: | 軽く、チェリーとベリーの香りのするタイプ |
どんな食事に合う?
気楽で多彩なワインなので様々な料理との相性を楽しめます。
例...
白身の肉(フィレ肉)鶏肉(鶏の赤ワイン煮がよくあいます)。熟成したワインなら、野禽類の肉ともベストな相性です。
赤ワインソースで食べる魚料理、元のやぎのチーズを含めた軽いチーズ類とも良い相性です。
飲み頃温度
ワインが若い内は14~16℃
熟成の進んだワインなら17~18℃(涼しい室温)
抜栓を2時間前に行うか、デカンティングをするとよりよい味となります。



